Charlie's　Bar

次の日、ホテルまで、金オジサンが迎えに来てくれ、会社まで行きました。事務所にはもう金部長が待っており、もう一人偉そうなオッサンがいました、金部長「チャーリーさん、この方は会社の社長です」と、紹介してくれました、私が「初めてお目にかかります、チャーリーといいます」と言うと、その方が「チャーリーさん、この度は象のショーという素晴らしものをありがとうございました」と顔に似合わず細い声で言います、私が「私達で助け合い、頑張って、盛り上げましょう」と挨拶するとこの社長「それでは金部長に任せてありますので仮契約など宜しく」と席を立ちました、後々金部長に「社長のお名前を聞くのを忘れてすいません」と謝ると金部長「あーあ大丈夫です、私の親父ですから、チャーリーさんの事や象のショーの事はもう報告済みです、私に一任してくれました」といいます、またまた金さんか！とわたしが呟くと金部長「なにか？」わたしが「独り言です、なんでもありません！」そして仕事の話になりました、初めはまず象の運搬方法です、船が良いか、飛行
機が良いかと金部長聞いてきます、わたしが「やっぱ船でしょう、太田市は内陸部ですので象が着けるのは釜山港(♪椿咲くぅー♪唄じゃないだろ)しかないですね、そして釜山港までは私達で経費を持ちます、港からは全て金部長の会社持ちです」、金部長「分かりました、それで韓国の政府に許可申請する時必要な書類はなんですか？」私「金部長なにもそちらでは必要ありません、全て私共が揃えます、」金部長「そりゃ助かります、なにも分からないので」そうこうしてるとおもむろに仮契約書類をもち出し、金部長「だいたいの事を箇条書きにして置きました、今サインしてくれますか？」私「部長、その書類を一度フィリピンに持ち帰り英語に翻訳して、大丈夫なら送り返しますよ」と言います、当たり前です、サインが出来ないのは、書類は全て韓国語(ハングル)で書いてありました、その事を金部長に言うと「昨日の今日で時間がなかったんでね！」と、まぁーしょうがないけど、国際契約は最低でも英語とその国の言語で書かれるのが通例です、て言おう
としましたがやめました、また話がごちゃごちゃになりそうなので、そこで私が「金部長、ちょっと電話を借りてフィリピンにいる社長時話さして下さいませんか？」と言うと金部長、「チャーリーさんと話しとくだけで良いですよ」とそっけない返事でした、サインしなかったからと私は思いましたのでここでちょっとゴマを摺らなければと「金部長、フィリピンに来てください、あちらで仮契約をしましょう、如何ですか？」金部長機嫌が一変します、「そりゃグッドアイデアだ、行こう、フィリピンに行こう！」と言い、私に小声で「まだ海外に行った事がないんでね、良く言ってくれました」とウインクするではないですか、私は異国の男性にウインクされるとは思いませんでした、それでは失礼しますと太田駅までタクシーで帰るつもりでしたが、金部長、大きな紙袋をもってきます、「これはつまらない物ですがお土産に」と私にくれました、何か匂います、そうです、キムチです、それも金部長のお母さんが作った特製です、要らないともいえず、もらいました、いやいや最後まで金
部長にはお世話になったと言うか大きなお世話と言うか、私も良い経験をさせて頂きました、それからの事は私が掛川に来たので良く分かりませんが多分上手くいったでしょう、と思います、思いたいです、これで象を売り込めシリーズは終わります、皆さんこの象を売り込めをお読みになりなにかコメント、評論を頂きたいです、私のブログにはあまりコメントが書き込まれてないのが残念です、なんか一方通行みたいでね、コメントよろしく、チャーリーでした！ありがとう。