Charlie's　Bar

始めはパート１からパート３ぐらいで終わるつもりがなんとパート１０まできました、
そんなこんなであまり難しく考えずにいけるだけ行きましょう、
さてなんで免税店なのか！それはただジョニーが免税店の副社長にスカウトされて
部下に気の利いたのがいないので私にお鉢が回って来ただけです、そのときの電話での会話、
ジョニー　＜チャーリーすまんけんが明日から店長やんなー＞
チャーリー＜先輩無理ですよ、明日は！グアムがアメリカですからビザが必要でんがな＞
ジョニー　＜あれお前米国籍じゃなかったのかー！＞
チャーリー＜違いますよ日本国籍でんがなー、ビザがないと資格外活動でイミグレにつかまりますよ＞
ジョニー　＜了解こちらホワイトロック（コンバットのサンダース軍曹風に）＞
チャーリー＜先輩ふざけてる場合じゃありません、おれ逮捕されるに＞
ジョニー　＜明日アメリカ大使館に必要書類送るから心配無用だにすぐ手配するよ＞
チャーリー＜その前に給料とか手当てとかの話はしなくていいだか？＞
ジョニー　＜まーいい給料払うから心配するなつーの！＞
チャーリー＜先輩には何回も同じせりふで誤魔化されてるからにゃー＞
ジョニー　＜今度のこんどは心配するなよ！＞
そんな会話があった様な、なかった様なで話は進みます、
それでも２週間後にアメリカ大使館から連絡があり無事にビザが到着、
それで赤坂まで行きパスポートにスタンプしてもらいました、
そしてすぐにグアムへ直行です、着いたらすぐ皆と顔合わせ、
旅行代理店にご挨拶です、免税店は旅行代理店（ツアーエージェント）が
神様、仏様の存在です、お客様を運んでくれるんですから下にもおきません、
その当時グアムの免税店はDFS（デュティーフリーショパーズ）と
我が白牡丹免税店の二極化で争っていました、
そこに野武士軍団の頭はジョニーそれからチャーリー、名前は出せない人があと二人ほど
精鋭と言うかハチャメチャと言うか、常識を超えた人達の集まりでした、
例えばグアムにはよく船が入ります、その人達はエージェントが手配したバスで観光と買い物に
いきますよね、そのときは１ｓt（ファースト）ストップか２ｎｄ（セカンド）ではまるで売り上げが違います
ファーストストップははじめにバスが免税店に止まり買い物する、セコンドストップは二番目に止まる
みんなお客様は始めの店で買い物は大体終わります、セコンドは余り物みたいものです、
そこで我々は先に船に乗り込み注文を取り、後で船に配達する作戦にでました、
マーナーも法律遵守もありません、ゲリラですよゲリラ商法、いままで誰もやらない
考えもしない方法でした、その日のうちに配達も終わり、決済（現金かカード払い）も終わり、
疲れた、疲れた、はいごくろーさん、good job !　
それから一杯飲んでバタンキューです、そして真夜中の１時頃、電話がルルルルー
なかなか起きれなくて３分ぐらいして出ると、ジョニーから電話です、
ジョニー　＜おいチャーリー今日船でどんなことしただぁー？エージェントがカンカンに怒ってるに＞
チャーリー＜ただ出張販売してきただけだに＞
ジョニー　＜ちゃんとエージェントに話は通しただか？＞
チャーリー＜いえ、自分の判断でやりましたけどまずかったですか＞
ジョニー　＜そりゃまずいべなぁー、これから謝りにいくぞー＞
てな事でエージェントに行き平謝りに謝りちゃんとコミションを支払うことでゆるしてもらいました。
そのときに言われた言葉は今でも忘れません、
エージェント＜おまんら何考えてるだぁー、客は誰が呼んで連れて行くだか考えもつかんだか？＞
チャーリー　＜すいません、私の責任です、何も分からずただお客様の便宜だけを考えただけです＞
エージェント＜ぼけなす、お前は店長だら、そこんとこよく考えにゃーと店に迷惑がかかるに＞
チャーリー　＜なにを言われても私の責任です、お許しください＞
エージェント＜こんなアホをよく店長にしたよな白牡丹は＞
まーこんな悪口雑言を言われた帰り道ジョニーに一言だけ言われました、
ジョーニー＜良くやった、ボーナスもんだ＞
とね、そんなこんなの面白い免税店生活でした、
次回はまたまたフィリピンに帰る話です！
乞うご期待を。