Charlie's　Bar

そんな事をしていても月日は経ちます、前回話した
コネクションがフィリピンではどんなに必要か話します
例えば私達家族は日本人です、フィリピンでは
外国人です（当たり前かぁー）そこで長く居住するには
ビザ（査証）が必要です、そこで、ある現地日本人を
介してイミグレ（入国管理局）専門の弁護士を雇いました
私達のビザを取るためにです、その弁護士曰く
ビザが取れるまでは今までどおり観光ビザで延長してくれ
との話でした、観光ビザは４５日間しかありません、
だから４５日毎に延長手続きをしないといけません
これが一人大体当時のレートで５千円係りました
３人で１万５千円です、これが案外長く続き経費が
大変でした、でも５ヶ月してからビザ（査証）が下りそう
だと弁護士が言ってきました、その時に担当官に
アンダーテーブルで一人３万ペソ（当時邦貨１５万円）
と言います、３人で４５万円ですよ、４５万円！（絶句）
そこでロミーに経緯を説明して助言を求めました
ロミー「ざっけんなー（ふざけるなの最上級）そんなこと
ないぺよー、よし俺のルートで調べからぁー」と
怒っていました、それから３日後ロミーの事務所で
ロミー「チャーリー、その弁護士は札付きの悪で、
金を払うとまた弱みにつけ込み金をどんどんふんだくる
奴だよ」と言います、私はここは冷静にと黙って考えてました
ロミー「チャーリー、そいつを紹介したのは誰だぁー？」
私　　「ロミーも知り合いの○○子だよ、なんでも以前ガイドの」
ロミー「あのガイド崩れか、以前にも日本人を食い物にしただよ」
ロミー「よし、ここで策を練り、あいつらをギャフンと言わそう」
私　　「そんな事してロミーに迷惑がかからないかぁー」
ロミー「何言うだー、おみゃーは俺の大事な友だぎゃー」
と作戦を練りました、ロミーはそこに自分の弁護士、警察官
を呼び、会議です、その時はなんと心強い友で神様に感謝、
感謝です、作戦はこうです、私が４５万円用意して受け渡しの
時にその悪弁護士の上司に現場に来てもらい、私とさも上司が
友人の様にするという手の込んだ作戦です、念の為にお札にも
赤い印を付けるという事もしました、当日とあるホテルのロビー
でその弁護士に会いました、ロミーに言われた通りに事は進み
私が悪弁護士にお金を渡し、領収書をくれと言う時に
その上司がさも偶然にそこに来たという風にして言いました、
上司「おーチャーリーここで何してるだー、久しぶりだにゃー」
上司「なんだおみゃーはレミーサンターナじゃないか？」
悪弁「ボス、な、なんでチャーリーを知ってるのですか？」
上司「ロミーの親友だよチャーリーは、チャーリー、レミーと
　　　何かあっただかぁー」と筋書き通りです
私　「いやーレミーにビザの申請を頼んだんですよー」
上司「そうかー、レミーところでどのくらでやるだー」
悪弁「いやーなんだかんだと経費がかかりこのくらいです」
上司「チャーリー、レミーの言うとおりかな？」
私　「レミー、ふざけるな、お前４５万要求したではないか」
悪弁「なに言うだー、一人５万の３人で１５万円じゃないか」
私　「今、お前に４５万入りの封筒をあげたでねーか」
悪弁「この３０万円は俺の依頼主から預かった金だ」
上司「まぁーここではなんだから部屋に行こう」と言います
そこで手はず通りに部屋に行き、上司が悪弁にお金を
だせと言い、悪弁はしぶしぶ出しました、そこで上司
「チャーリー、お金には印がないから、お前のお金とは言えないよなー」
悪弁「そうです、この３０万は本当に私の依頼主からの預かり金です」
私　「じゃーそのお金を調べてください、こういう印があるはずです」
上司「本当だー印がチャーリーの言うとおりあるぞ」
悪弁「なんかで付いたのでしょう」とまだ認めません
そこですべてのお金に印が付いてるのを上司が確認して言います、
上司「レミーお前も生活が大変だろうから、一人７万円でやれ」
悪弁「わ、わ、わかりました、ボスすいません！」
上司「チャーリー、レミーも謝ってるから、それで頼むよ！」
私　「了解ちゃん、了解ちゃん、ちゃん」
これが大体の話ですが、怖いですね、日本人が、日本人を
騙す、そんな事は！でもこれは事実です、怖いですね！
それでは次回をお楽しみに！